アルバム『CHALOTTE STREET』はロンドンのお洒落なストリートの名前です。
その通りで流れている音楽をイメージし曲を選びました。

一曲、一曲が映画のストーリーのように隙間をつくらないアレンジを考えました。
では、私のイメージと共に曲の紹介をいたします。

1.「Agua de beber」

アブダビからニューヨークへ。
JFKの空港からマンハッタンに入るマンハッタンブリッジを通る車の中。
赤オレンジの色の空に、誘惑の香り、ベースの音に、異国の香りがするギターのイントロ。
New Yorkを愛するアレンジに仕上げています。

アントニオ・カルロスジョビンが1965年に作曲。

2.「Put the blame on mame」

生のカオスから行くあてもなくエスケープ。
ロスからずいぶん車を走らせテキサスの田舎街
柔らかい蝋燭のあかりに惹かれ古いBARへ入ると
地元の粋なミュージシャンたち
飛び入りし一曲、歌った。

1946年の映画ギルダでリタ・ヘイワーズが歌っています。
ギターソロの音は現場にボトルネックが無かったので
サックスのマウスピースキャップを代用。心に触れます。

3.「Feel like makin' love」

枯葉まうパリのモンパルナスのjazzクラブ。
画家、近くのアパート住人そしてLovelyな恋人たち。
官能と陰影、ノーブルに!

ロバータフラックの名曲

4.「Don't think twice, It's all right」

ロンドンからスーツケース一つでバルセロナへ
8月の夜、22時
ゴシック地区の200年前に造られた建物
店内はスタイリッシュにリノベーション。

ボブ・ディランの名曲をノスタルジックに。

5.「Don't speak」

ポーランドの古都クラフクの街、氷の上で演奏するベースからスタート
『don't speak』
人生すべてが貴方でした
孤高でありたい
エンディングのピアノが二人の過去を彷彿させます

原曲はノーダウト。

6.「Manha de Carnaval」

リオ・デ・ジャネイロ海岸の断崖。
巨匠の建築のアンティークなHotel。
吹き抜けエントランスでブルーな海風を頬に感じながらガットギターとともに

1959年公開の映画『黒いオルフェ』(1960年アカデミー外国語賞)の名曲

7.「These boots are made for walkin'」

ミラノの運河のほとり。
カポリネアのジャズクラブナンシーシナトラの曲を小粋にアレンジ。

8.「'Round midnight」

ブルックリンハイツにある湿ったソファの香りのするBar。
25時、ガラス越しに見えるゆるい光の中の雨。
潤んだ瞳で外は見えない真夜中の香り。
セロニアスモンク作曲のジャズスタンダード。

9.「Charade」

ドイツ文化の影響がみられるストラスブール。
独特の街をあとに列車に揺られ、スイスの国境にあるアヌシー湖のほとりへ。
雪山の後ろの別荘でギター、ベース、ドラムでシンプル。
生々しい感情のシャレード

1963年オードリーヘプバーン主演
同タイトル映画主題歌

10.「The shadow of your smile」

香港島のレパルス・ベイ。
青い海と白い砂浜、コロニアル様式の建物のテラスで気後れする程魅了する沈む夕日ち海をみつめて。
サックスのソロがやさしくグラスを包んでいます

1965年公開映画「いそしぎ」主題歌
同作は第38回アカデミー賞、歌曲賞受賞

11.「Englishman in New York」

ニューヨーク、マジソンアベニュー63丁目
17:39。
オーブンカフェで手袋をしたままcoffee。
否定しようもない紳士、毒々しい綺麗な女性たち。
どうやら道行く人を5時間も眺めていたらしい


スティングの代表曲